週始めの通貨強弱に注意か

2021.09.06
本日のポイント
- 米・加が祝日により休場
- 英・建設業PMI
先週末は、米国市場で株価が反落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードとなった。ラッセル2000は前日から0.52%ほど下落し、2,292となっており、米10年債利回りは1.32%まで上昇、ゴールドも1,825ドル台まで上昇している。恐怖指数は16.4付近での横ばい推移だ。
為替市場は、先週末からの米ドルの下落により、ユーロ米ドルが急進。ユーロ米ドルは一時1.190をタッチしたが、本日のアジア時間で反落となっており、現在は1.186付近での推移だ。ユーロは対米ドルでは強含んでいるものの、対ポンドでは下落傾向となっており、3日続落。現在のユーロポンドは、0.856付近となっている。
本日の指標は、15:00に独・製造業受注、17:30に英・建設業PMI、20:10に英・マンMPC委員の発言が予定されている他は、目立った指標や要人発言は予定されていない。今週は、8日(水)の加・中銀政策金利発表や9日(木)の欧・ECB政策金利発表を控え、加ドルやユーロへの注目が集まることが予想される。まずは通貨強弱を監視しつつ、週初めの値動きを、しっかりと見極めたい。