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米・雇用統計の結果により欧州通貨に影響出るか

相場レポート

米・雇用統計の結果により欧州通貨に影響出るか

米・雇用統計の結果により欧州通貨に影響出るか
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 米・ISM非製造業景況指数

昨日は、米国市場で株価が上昇となり、株高・金利安・原油高のリスクオン相場となった。ナスダックとS&P500が、小幅ながらに最高値を更新。S&P500は前日比プラス12ポイントの4,536で終了した。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、34.0万人となり、市場予想の34.5万人を下回り、2020年3月以来の低水準となった。

為替市場は、米10年債利回りの低下により、米ドルの上昇力が弱まっており、ユーロ米ドルは、時間足20MAに下値を支えられる形で上昇。現在のユーロ米ドルは1.187付近となっている。しかしながら、日足ベースでちょうど200EMA付近に到達しており、前回高値である1.190まで上昇が継続するのか、しっかりと見極めたい局面だ。

本日は、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、17:30に英・サービス業PMI(確報値)、18:00に欧・小売売上高、21:30に米・雇用統計と、加・第2四半期労働生産性指数、22:45に米・サービス業PMI(確報値)、23:00に米・ISM非製造業景況指数が予定されている。本日の米・雇用統計の非農業部門雇用者数は、75.0万人と予想されている。この数値から、結果がどの程度乖離するのか、しっかりと静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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