ジャクソンホール会議でのテーパリング発言に警戒か
2021.08.27
- 仏・消費者信頼感指数
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。新型コロナウイルスのデルタ株による感染再拡大懸念や、アフガニスタン・カブールの空港付近での自爆テロなどの影響により、不安定な株価推移となっている。恐怖指数(VIX)は12%ほど上昇し、18.8まで上がっている。
為替市場は、若干の円高傾向となっており、クロス円が昨日の欧州時間から小幅下落をしている。中でも、反発を強めていた資源国通貨の加ドル円が、87.49から86.54まで下落している。テクニカル的には、日足ベースで20MAに上値を抑えられる形となっており、上値が切り下がっているため、念のため下値更新に警戒したい。
本日は、15:00に独・輸入物価指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:00にトルコ・経済信頼感、21:30に加・鉱工業製品価格と原料価格指数、米・個人所得、PCEコア・デフレーターと米・卸売在庫、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での発言が予定されている。警戒感が高まっている地政学リスクに加え、本日の米パウエルFRB議長の発言でマーケットがどう反応するのか、注意深く見極めたい。
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