ECB議事要旨公表で欧州通貨の値動きに注目か

2021.08.26
- 独・GFK消費者信頼感調査
- 欧・7月分ECB理事会議事要旨公表
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸し、株高・金利高・原油高のリスクオン相場となった。原油WTIは67.7まで上昇。ゴールドは昨日の米国時間で150pipsほど下落し、現在は1,786ドル付近となっている。米10年債利回りは1.33%まで回復し、債券が売られている状況だ。
為替市場は、弱含んでいる米ドルに反し、ユーロ米ドルが上昇、時間足で直近高値の1.176を超えている。テクニカル的には、日足ベースでちょうど20MA直下となっているため、20MAにより反落となるのか、慎重に判断したいところだ。なお、ユーロは同じ欧州通貨の対ポンドに対しては拮抗状態が継続しており、現在は0.855付近での推移だ。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、20:30に欧・7月分ECB理事会議事要旨公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期GDP(改定値)、米・個人消費、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札が予定されている。再び上がり始めた米・金利動向と米ドルの方向性を、しっかりと静観したい。
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