ユーロ米ドルの上昇一服となるか

2021.08.25
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 米・5年債入札
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利高・原油高のリスクオン相場となった。米10年債利回りは小幅ながらに1.3%目前の1.29%まで上昇し、原油WTIも67.3ドルまで回復している。昨日発表された米・7月中古住宅販売件数は、69.7万件の市場予想に対し70.8万件となり、住宅需要の底堅さが示された。
為替市場は、ドルインデックスが2日続落しており、92.8まで下落。それに伴いユーロ米ドルは小幅上昇となっている。現在のユーロ米ドルは1.174付近だ。テクニカル的には、ユーロ米ドルは時間足200SMAに下値を支えられる形となっており、4時間足で見ても20MAに下値を支えられる形となっている。今後の米ドル次第だが、直近高値の1.180を超えるかが、焦点となるだろう。
本日の指標は、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の21:30に米・耐久財受注、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が予定されている。2日後のジャクソンホール会議を控え、各種通貨のボラティリティが低下する中、本日の指標により通貨強弱がどう変化するのか、慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か
2025.10.03
対円で下落したポンドが続落するのか欧州時間での値動きに注意か
2025.10.02
米政府機関閉鎖に伴う市場リスクに要警戒か
2025.10.01
対円で下落したユーロの軟化が継続するのか注視か
2025.09.30
上昇トレンド下で反落したユーロ円の回復余地に注目か