オセアニア通貨の上昇は継続なるか

2021.08.24
- 独・第2四半期GDP(改定値)
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。ナスダックは約2週間振りに最高値を更新。米・FDAがファイザー製ワクチンを正式承認したことを受け、景気回復への期待が高まった形となった。なお、昨日節目の5万ドルを回復していたBTCUSDは、4.9万ドルへと反落している。
為替市場は、今週末のジャクソンホール会議と来週末の米・雇用統計結果を控え、様子見ムードが漂っており、米ドル円は109.47-110.22での非常に狭いレンジ推移となっている。一方、オセアニア通貨は堅調な値動きで、豪ドル米ドルは昨日上昇を続け、0.710から0.721まで反発上昇。現在も上値更新を試みる値動きとなっている。
本日は、アジア時間の15:00に独・第2四半期GDP(改定値)と、米国時間の23:00に米・新築住宅販売件数と米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、そして翌日の7:45にニュージーランド貿易収支が予定されている。上昇基調となりつつある資源国通貨が、本日の市場でトレンドを形成させるのか、しっかりと注視したい。
過去の相場レポート
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.07.04
米国市場が休場中に欧州通貨が優位性を見せるのか注視か
2025.07.03
米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
2025.07.02
上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か