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流動性の低下に注意必要か

相場レポート

流動性の低下に注意必要か

流動性の低下に注意必要か
本日のポイント
  1. 米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)
  2. トルコ・経常収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が小幅ながらに上昇し、株高・金利安・原油安の相場展開となった。昨日発表された米・7月新規失業保険申請件数は、37.5万人となり数値が改善。市場予想通りの結果となり、新型コロナウイルス感染以降、最小となった。ラッセル2000は0.28%ほど下落し、2,244付近となっている。

米10年債利回りの小幅下落で、米ドルの上値が重くなっており、米ドル円は110.3-110.5での非常に狭いレンジ推移となっている。しかしながら、米ドル以上に弱含んでいるのがポンドで、ポンド米ドルは昨日で1.387から1.379まで80pipsほど下落した。豪ドル米ドルも同様に下落しており、0.737から0.732まで下伸している。

本日の指標は、アジア時間の15:30にスイス・生産者輸入価格、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)、16:00にトルコ・経常収支、18:00に欧・貿易収支と、米国時間の21:30に米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が予定されている。欧米通貨の強弱に大きな流れが生じるのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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