米国時間の指標発表と要人発言に警戒か
2021.08.11
- 米・週間原油在庫
- 米・10年債入札
昨日は、米国市場で株価がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場となった。下落からの回復が鈍っていた原油WTIは、1.7%ほど反発し、現在は68.0ドル付近となっている。恐怖指数(VIX)は水準を変化させず、16.7付近での推移だ。米10年債利回りは3%以上跳ね上がり、1.35%付近となっている。
為替市場は、ドルインデックスが93.07まで上昇しており、先月の最高値水準へ到達している。これに伴い米ドル円が上昇。110.00の地固めをし、現在は110.65付近で上昇を試みている。しかしながら、昨日は豪ドル米ドルが上昇。対ドルでオセアニア通貨の抵抗が見られた。豪ドル米ドル0.734付近で、時間足20MAに沿って上値が抑えられているため、上位足をしっかりと確認しつつ方向性を探りたい。
本日は、アジア時間の15:00に独・消費者物価指数と、欧州時間の20:00に米・MBA住宅ローン申請指数が、また、米国時間の21:30に米・消費者物価指数(コア)、23:30に米・週間原油在庫、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支の発表が予定されている。夏季休暇中の相場が本日の指標発表にどう反応するのか、注意深く見守りたい。
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