米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言に注意か

2021.08.10
本日のポイント
- メスター:クリーブランド連銀総裁の発言
- 米・第2四半期非農業部門労働生産性(速報値)
昨日は、米国市場で株価がまちまちの展開となり、日本市場がクローズしていたこともあり、株価横ばい・金利高・商品高の相場展開となった。ラッセル2000は2,234付近まで0.5%ほど下落している。恐怖指数(VIX)は小幅上昇し、16.7まで上がっている。昨日休場だった日経平均は、0.1%以上のプラスでのスタートとなった。
米ドルの強さは継続しており、ポンド米ドルは1.389から1.385まで下落している。テクニカル的に見ると、日足で上値・下値ともに切り下げており、週足で三尊天井を形成するかの局面となっている。来週発表予定の英・雇用統計の結果次第で、米ドルとの強弱関係に変化が見られるかに注目したい。
本日は、16:00にトルコ・失業率、18:00に独・ZEW景況感調査と欧・ZEW景況感調査、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:30に米・第2四半期非農業部門労働生産性(速報値)、23:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札が予定されている。米雇用統計後に優勢となっている米ドルの勢力に変化が生じるのか、慎重に注視したい。