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夏枯れ相場の中、ポンドの上昇力に注目か

相場レポート

夏枯れ相場の中、ポンドの上昇力に注目か

夏枯れ相場の中、ポンドの上昇力に注目か
本日のポイント
  1. 独・貿易収支
  2. 米・JOLT労働調査

先週末は、米国市場で株価が上昇し、株高・金利高・原油安のリスクオン相場となった。先週末6日に発表された米・雇用統計は、市場予想を大きく上回り、非農業部門雇用者数が94.3万人となった。失業率も5.9%から5.4%へ低下、市場にポジティブな影響を与える形となった。米雇用統計の結果を受け、米債金利は長期債・短期債ともに上昇している。

為替市場は、主要通貨の中で米ドルが最強通貨となり、米ドル円は110.35まで上昇した。ポンド米ドルは下落となり、一時1.385をタッチしたが、ポンドの底堅さもあり下落幅は限定的となった。ポンドは対ユーロ・対オセアニアで強含んでいるため、念のため上値追いを警戒したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・貿易収支と、米国時間の23:00に米・JOLT労働調査と米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。本日はシンガポールと日本が休場となっているため、価格の急変に注意したい。また、今週は11日(水)の米・消費者物価指数が発表される他、全般的に市場参加者が減少するため、急激な価格変化を警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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