米/加:雇用統計の結果に警戒か
2021.08.06
- 米・雇用統計
- 米・消費者信用残高
昨日は、米国市場で株価が上昇し、株高・金利高・原油高のリスクオン相場となった。昨日発表された米・7月チャレンジャー人員削減数は、1.89万人となり前回から7.5%ほど下げ、21年振りの低水準となった。人員削減で雇用の流動性低下懸念がある中、株価は堅調な推移となった。債券は売られ、米10年債利回りは1.2%台を回復、現在は1.23%台となっている。
米10年債利回りの回復に伴い、米ドルが上昇。米ドル円は時間足200SMAの抵抗帯を上抜け、現在は109.8付近での推移だ。クロス円が全般的に上昇傾向となっているが、中でも豪ドルと米ドルの上昇力が強まっており、豪ドル米ドルは、昨日同様レンジ推移となっている。ユーロ米ドルは下落基調となっており、現在は1.182付近での推移だ。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支と経常収支、16:30に英・ハリファックス住宅価格、20:15に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、21:30に加・雇用統計と米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・卸売在庫(確報値)、米・消費者信用残高が予定されている。本日の米雇用統計により、米ドルの強さがどう変化するのか、しっかりと注視したい。
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