米国時間のFRB理事の発言に警戒か

2021.08.03
本日のポイント
- 米・製造業受注指数
- 米・ボウマンFRB理事の発言
昨日は、米国市場で株価が高安まちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・米ドル安の相場展開となった。ラッセル2000は小幅下落し2,215となった。昨日発表された米・6月建設支出は市場予想に対し下振れ0.1%となり、住宅建設部門が伸びた一方、ガス・油井掘削などの非住宅部門が減少した。
為替市場は、欧州通貨と米ドルが拮抗しており、ユーロ米ドルは1.189まで上昇したあと1.186まで下落。下値を切り上げつつ上値を切り下げており、方向感を探る値動きとなっている。ポンド米ドルは若干の下落となっているが、4時間足で200MAがサポートとして機能しており、サポートラインである1.386を下抜けるかが焦点となりそうだ。なお、豪ドル米ドルは小幅上昇し、現在は0.736付近となっている。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、18:00に欧・生産者物価指数、23:00に米・製造業受注指数、27:00に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。円買いで始まった8月相場が、今週末の米雇用統計を控えどのような方向に動くのか、注意深く観察したい。