クロス円の下落は反転なるか

2021.07.16
- 加・住宅着工件数
- 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの値動きとなり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。特に原油WTIは一時2%近く下げたが、対立していたサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が合意したとの報道から、価格が落ち着いた形となった。米国では、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週から2.6万人ほど減少し、36.0万人となり、新型コロナ感染拡大以降で最低となった。
為替市場は、ポンド円が時間足でダブルボトムを作り本日のアジア時間で反発している。テクニカル面では、ポンド円は先週末の上昇分から半値までの下落で止まっており、下落が継続するのか、慎重に判断したいところだ。現在のポンド円の価格は152.2付近となっている。
本日は、15:30に黒田日銀総裁の記者会見と、欧州時間の18:00に欧・消費者物価指数と欧・貿易収支、20:30にトルコ・住宅価格指数、米国時間の21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・卸売売上高と米・小売売上高、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、29:00に米・対米証券投資が予定されている。軟調だったクロス円が回復するのか、慎重に注視したい。
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