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上昇しつつある米ドルの方向性に要注意か

相場レポート

上昇しつつある米ドルの方向性に要注意か

上昇しつつある米ドルの方向性に要注意か
本日のポイント
  1. 米・消費者物価指数
  2. トルコ・鉱工業生産指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、最高値を更新した。ナスダックは前日比プラス0.21%の14,733ポイントで終了し、S&P500も前日比プラス0.35%の3,484ポイントでの着地となった。ラッセル2000も小幅続伸し、2,281となっている。

為替市場は、ドルインデックスが92.1まで低下しており、米ドルの上値が重くなっている。ユーロ米ドルは昨日の欧州時間で下落したものの持ち直し、現在は1.185付近での推移だ。日足ベースでは1.17-1.225での横ばい推移となっており、このまま上昇するのか、米ドルの方向性と照らし合わせながら静観したいところだ。

本日は、アジア時間の15:00に独・消費者物価指数(確報値)、15:30にスイス・生産者輸入価格、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)、欧州時間の16:00にトルコ・鉱工業生産指数、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、米・ローゼングレン:ボストン連銀総裁の発言が予定されている。本日の指標発表により米ドルに明確な方向性が示されるのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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