クロス円の反発上昇は継続なるか
2021.07.12
- 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
- 米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言
先週末は、米国市場で株価が反発となり、主要株価指数3銘柄がそろって上昇、ナスダックは前日比プラス142ポイントの14,701ポイントでの着地となった。全体的にリスクオンムードとなったが、市場のゆがみを数値化したスキュー指数が155まで反落しており、過熱感は一服している模様だ。恐怖指数(VIX)も16.1まで低下している。
為替市場は、下落していたクロス円が反発上昇し、ポンド円は前日の下落幅分を相殺、150.66から153.22まで250pipsほど上伸した。ただ、日足では依然20MAの下に位置しているため、円売り継続となるのか、慎重に判断したいところだ。ユーロ円も同様に反発しており、129.6から130.8まで上昇している。
本日は、欧州時間の16:00にスイス・失業率、20:00に南ア・製造業生産と、米国時間の22:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:30に米・3年債入札、25:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札が予定されている。今週は13日(火)に米・消費者物価指数、14日(水)にニュージーランド・加・政策金利発表や、15日(木)に英・雇用統計を控えており、欧州通貨と米ドルの強弱に変化が見られるのか、慎重に見極めたい。
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