米・FOMC議事録公開に注目か

2021.07.07
本日のポイント
- 独・鉱工業生産
- 米・6月FOMC議事録公表
昨日は、欧州市場・米国市場ともに株価が下落し、株安・金利安・米ドル安のリスクオフ相場となった。昨日発表された独・7月ZEW景況感指数は75.2の予想に対し63.3となったが、依然高い水準にあり、景気後退を示す結果とはならなかった。ゴールドは日足38.2%ラインまで上昇したものの反落し、現在は1,800ドル付近となっている。
為替市場は、オセアニア通貨が軟調となっている。特に昨日RBA(オーストラリア準備銀行)政策金利の据え置き発表があった豪ドル米ドルは、発表から程なくして100pipsほど値を下げ、現在は0.749付近での推移だ。RBAは「量的緩和を9月から縮小し、国債買い入れ額を週50億豪ドルから40億豪ドルへ縮小する」と発表し、金融緩和策の出口を少しずつ示した形となった。
本日は、アジア時間の15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支と経常収支、欧州時間の16:30に英・ハリファックス住宅価格、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の23:00に加・Ivey購買部協会指数と米・JOLT労働調査、27:00に米・6月FOMC議事録公表、28:30にボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。本日の米FOMC議事録公開を控え、通貨強弱がどう変化するのか、静観したい。