オセアニア通貨の強さに注目か

2021.06.28
- 独・バイトマン独連銀総裁の発言
- 英・ホールデンMPC委員の発言
先週末は、米国市場でS&P500が最高値を更新し、株高・金利高・商品高のリスクオン相場となった。恐怖指数(VIX)は15.6まで前日からさらに低下し、市場の安定を示している。ゴールドは1769-1793ドルでのレンジ推移となっており、現在は1,783ドルとなっている。
為替市場は、ポンドが回復傾向となっており、ポンド米ドルは1.389付近で上昇を試みている。ポンド円も本日のアジア時間の下落から反発しており、現在は153.7付近で下値更新を死守している。ただ、ポンド以上にオセアニア通貨の反発力も高まっているため、ポンド豪ドルは慎重に方向感を判断したいところだ。豪ドル米ドルは、日足ベースで200MAで反発し、0.759からの上昇を試みている。
本日の指標は、15:00に独・輸入物価指数、21:00に独・バイトマン独連銀総裁の発言と英・ホールデンMPC委員の発言、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。月末最終週の値動きがどう動くのか、慎重に見極めたい。
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