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米国時間の重なる要人発言に警戒か

相場レポート

米国時間の重なる要人発言に警戒か

米国時間の重なる要人発言に警戒か
本日のポイント
  1. 米・パウエルFRB議長の議会証言
  2. 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・商品高のリスクオン相場が回復した形となった。ゴールドは反発上昇し、現在は1,787ドル付近での推移だ。昨日の米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言では、「量的緩和縮小の議論開始は適切だ」とされ、テーパリング開始の本格化を裏付ける内容となった。

リスクオンムードに伴い、クロス円が昨日の欧州時間から反発上昇し、本日のアジア時間も上昇している。クロス円の中でも上昇の勢いが大きいユーロ円は、130.04から131.5まで150pipsほど上昇。日足ベースでは、下値が120MAにしっかりとサポートされる形となっている。

本日の指標は、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、19:00に英・CBI企業動向調査、23:00に米・中古住宅販売件数と、米・リッチモンド連銀製造業指数、23:30に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、24:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、26:00に米・2年債入札、そして27:00に米・パウエルFRB議長の議会証言が予定されている。円売り基調が継続するのか、しっかりと注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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