米・FOMCでのテーパリング議論に注目か

2021.06.16
- 中・小売売上高
- 米・FOMC政策金利&声明発表
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落し、株安・原油高・金利横ばいの展開となった。欧州市場では独・DAXが反発し、最高値を更新した。恐怖指数(VIX)は小幅上昇となっており、現在17.02付近で推移している。原油WTIは5日続伸し、72.3ドルとなっている。
米10年債利回りは1.49%の横ばい推移となっており、それとともに米ドルの値動きも膠着状態となっている。米ドル円は昨日同時刻帯の価格と変わらず、110.1付近での推移だ。一方の豪ドル米ドルは、0.764-0.777でのレンジ推移となっているが、ジワリと下落基調となっている。同様にポンド米ドルも4時間足200SMAを下回ったため、念のため下値追いに警戒したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・消費者物価指数と英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、中・固定資産投資、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:30に加・消費者信頼感指数と加・卸売売上高、21:30に米・住宅着工件数、建設許可件数、輸入物価指数、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。本日の米・FOMCにより米ドルにどのような変化が生じるのか、慎重に静観 したい。
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