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米国時間の重なる指標発表に警戒か

相場レポート

米国時間の重なる指標発表に警戒か

米国時間の重なる指標発表に警戒か
本日のポイント
  1. 米・小売売上高
  2. 英・雇用統計

昨日は、欧州市場・米国市場ともに株価がまちまちの展開となり、株価横ばい・商品横ばい・金利高の相場となった。米ドルの上昇とともに急落したゴールドは下落分の半値まで持ち直し、現在は1,862ドル付近で推移している。恐怖指数(VIX)は小幅上昇し、16.39となっている。

為替市場は、ポンドに勢いが戻ってきており、ポンド円は現在155.37付近で上昇を試みている最中だ。テクニカル面では、すでに4時間足の下降トレンドラインを上抜けており、本日の英・雇用統計の結果によっては更なる上昇もあり得るだろう。しかしながら、イギリスでは今月21日に解除予定だったロックダウンが、4週間延長されることが決定したばかりであり、新型コロナウイルスの感染抑制にはまだまだ予断を許さない状況だ。

本日は、15:00に英・雇用統計と独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)、18:00に欧・貿易収支、米国時間の21:30に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・生産者物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米企業在庫と米・NAHB住宅市場指数が予定されている。本日の指標発表によりトレンドに変化が生じるのか、じっくりと注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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