加・BOC政策金利に注目か

2021.06.09
本日のポイント
- 加・BOC政策金利&声明発表
- 米・週間原油在庫
昨日は、欧州市場・米国市場ともに小動きまちまちの展開となり、反落していた独・DAXは続落、15,640で終了した。原油WTIは、1バレルが大台の70ドル台に乗せ、現在は70.5ドルとなっている。経済活動規制の緩和から、需要回復への期待が高まっている状態だ。ゴールドは高値圏から小幅反落し、現在は節目の1,900ドルを割り込み、1,894ドル台となっている。
為替市場は、欧州通貨が強含んでおり、ユーロ米ドルが上昇している。ユーロ米ドルは現在1.218付近となっており、テクニカル面では日足ベースで20MAにサポートされる形となっているため、先月高値を更新するのか、注目したい。ただ、明日のECB政策金利発表を控え、本日は明確な方向感も出ない可能性があることも、念頭に置いておきたい。
本日は、15:00に独・貿易収支と日・工作機械受注、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に加・BOC政策金利と米・卸売在庫(確報値)、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札が予定されている。カナダの政策金利は前回同様0.25%と予想されているが、今回の記者会見で量的緩和の縮小と利上げについてどう述べられるかに注目したい。