米国時間の要人発言に警戒か
2021.06.02
- 独・小売売上高
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
昨日の株式市場は、連休明けとなった米国市場で非常に小さな値動きとなり、ダウ平均は続伸の34,575ドルで終了。株価横ばい・原油高・金利安の展開となった。欧州市場は反発上昇となり、ユーロ50は、前日比プラス0.8%の4,071での着地となった。昨日発表された欧・5月消費者物価指数(前年比)は、2.0%となり市場予想を上回った。2%に達したのは2018年10月以来となり、市場に好感された形となった。
ワクチン接種の普及が進む欧米では、インフレ懸念と同時に景気回復期待もあり、対円で各種通貨が強含んでおり、基本的に円安基調となっている。昨日の米国時間で下落した米ドル円は、本日のアジア時間で順調に回復。現在は昨日高値を超えて109.73付近での推移となっている。
本日は、欧州時間の15:00に独・小売売上高、15:45に仏・財政収支、17:30に英・住宅ローン承認件数、英・消費者信用残高、英・住宅証券融資高、英・マネーサプライ、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間に入ると、21:30に加・住宅建設許可、24:45に独・バイトマン独連銀総裁の発言、25:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、27:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、米・カプラン:ダラス連銀総裁の発言が予定されている。本日のベージュブックにより米ドルと欧州通貨の強弱が明確になるのか、慎重に判断したい。
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