米・30年債利回りに注目か

2021.05.13
- 米・30年債入札
- 米ドル高
昨日は、米国市場で株価が大幅安となり、S&P500は前日比マイナス2.14%の4,063ポイントで終了した。米10年債利回りが一時1.7%に迫る1.69%まで上昇したことが嫌気された。また、昨日発表された米・4月消費者物価指数は、2008年9月以来の伸びとなり4.2%となり、特にガソリン価格の上昇が目立った結果となった。
為替市場は、強含んでいるポンド円が昨日の米国時間で一段上へと上昇し、154.4をタッチした。本日のアジア時間でも反落は見られておらず、154.2付近で推移している。ポンド米ドルは米ドルの強さに押されて下落しており、現在1.406付近での推移だ。
本日は、欧州時間で特に目立った指標発表は予定されておらず、米国時間に入った21:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、25:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、26:00に米・30年債入札と、米・ウォラーFRB理事の発言、29:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。本日の米国時間の指標発表に注意しつつ、引き続き価格動向を静観したい。
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