米・CPIと米ドルの方向感に注目か

2021.05.12
- 米・消費者物価指数
- ユーロドルが下落
昨日は、株式市場で欧州・米国市場ともに下落となり、株安・米ドル安・金利高の展開となった。株価下落に伴い、恐怖指数(VIX)が20を超えて21.8まで上昇、原油も65.4まで再び上昇となっている。ゴールドは1817-1845ドルでのレンジ推移となっている。
為替市場は、ユーロドルが昨日の米国時間から本日のアジア時間にかけて下落し、1.211付近となっている。しかしながら、日足で見ると上昇局面であるため、米ドルの方向感を探りながら、慎重に判断したいところだ。本日の米・CPIは0.2%と予想されており、予想に対しどのような結果が出るかにより、米ドルに方向感が出てくる可能性もある。
本日は、欧州時間の15:00に英・第1四半期GDP(速報値)、英・鉱工業生産、英・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)、18:00に欧・鉱工業生産と英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、22:00に米・クラリダFRB副議長の発言、22:05に米・ローゼングレン:ボストン連銀総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札が予定されている。本日の米・CPI発表によりパワーバランスに変化が生じるのか、慎重に注視したい。
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