米・ADP全国雇用者数に注目か

2021.05.05
本日のポイント
- 米・ADP全国雇用者数
- オセアニア通貨が堅調
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・米ドル横ばい・金利安の展開となった。ここへ来て恐怖指数(VIX)が19.4まで上昇しており、原油も66.4ドル台へと上昇している。昨日、公になった米・イエレン財務長官へのインタビューでは、「金利は上昇する可能性が高い」との見解が示され、市場が嫌気した形となった。
為替市場は、本日のアジア時間で米ドル円が小幅下落し、現在109.2付近となっている。しかしながら、日足では20MAの上に位置しているため、過度な下落期待は禁物だ。クロス円が若干の下落基調となっているが、その中でもオセアニア通貨が底堅い印象だ。豪ドル円は、現在84.5付近で再び上昇タイミングをうかがっている。
本日は、16:50に仏・サービス業PMI(確報値)、16:55に独・サービス業PMI(確報値)、18:00に欧・生産者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP全国雇用者数、22:30に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI(確報値)、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫、28:00に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言となっている。米国時間の指標発表に注意しつつ、価格動向を静観したい。