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閑散相場に注意か

相場レポート

閑散相場に注意か

閑散相場に注意か
本日のポイント
  1. クロス円が小幅推移
  2. 米ドル円が上昇

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち、ナスダック以外が上昇となり、ナスダックは前日比マイナス0.48%の13,895ポイントでの着地となった。昨日の米・パウエルFRB議長の発言では、「経済は回復基調にあるものの、まだ窮地を脱した訳ではない」とし、慎重姿勢の維持を示した。

為替市場は、クロス円が全体的に小動きまちまちの展開となっており、特に本日政策金利発表が行われた豪ドル円は、84.4-84.8の非常に狭いレンジ内推移となっている。豪RBAは、過去最低水準の0.1%据え置きを発表し、2024年までの超緩和政策を維持するスタンスを改めて示した。ポンド円は、小幅ながらに上昇となっている。現在は151.7付近での推移だ。

本日は、17:30に英・製造業PMI(確報値)と住宅ローン承認件数、21:30に加・貿易収支と住宅建設許可、米・貿易収支、23:00に米・製造業受注指数、26:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言と米・カプラン:ダラス連銀総裁の発言が予定されている。日本市場が明日まで休場のため、低ボラティリティに注意しつつ、突発的な値動きを警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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