米財政懸念で上値の重いドル円は159円台を回復できるか
2026.08.24
- シンガポール7月消費者物価指数
- メキシコ4-6月期GDP確定値
21日の米国通貨は、米財務省による長期国債の買い戻し拡大への懸念から、米ドルの上値が重くなった。ベッセント米財務長官は、1回当たり少なくとも40億ドルへ倍増する長期国債の買い戻しを、さらに拡大する可能性を示した。8月米サービス業PMI速報値は56.8と、市場予想の54.0と前回の54.6を上回ったが、米ドル買いは続かなかった。米ドル円は159.14円付近から158.35円付近まで下落した後、158.90円台で取引を終えた。前営業日の値幅は約0.79円となった。159.00~159.15円付近が上値抵抗、158.35円付近が下値支持として意識されそうだ。
欧州通貨は、ユーロ圏の景況感改善を受けてユーロが買われた。8月ユーロ圏総合PMI速報値は52.1と、前回の52.0と市場予想の51.7を上回った。製造業PMI速報値も52.8となり、前回の51.9と市場予想の51.8を上回った。ユーロドルは1.1669~1.1712ドルの約43pips幅で推移し、一時約3カ月ぶりの高値を付けた後、1.1679ドル付近で取引を終えた。1.1710ドル付近が上値抵抗、1.1670ドル付近が下値支持として意識されそうだ。
本日の指標は、07:45に発表されたニュージーランドの4-6月期小売売上高が前期比-0.5%となり、市場予想を下回った。14:00に発表されたシンガポールの7月消費者物価指数は前年比2.2%となり、市場予想を下回った一方、前回の1.9%からは伸びが加速した。今後は、21:00にメキシコの4-6月期GDP確定値が発表され、前期比1.5%、前年比2.2%が予想されている。米国と欧州の主要指標が限られる中、米国債市場の動向が米ドルの方向性を左右するか注目したい。
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