FOMC議事要旨控えドル円は159円台の方向感を探るか
2026.08.19
- ラガルドECB総裁発言
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
前日の米国通貨は、中東情勢の緊張と原油高を背景にインフレ懸念が意識され、米ドルが下支えされた。米長期金利が上昇する場面では米ドル買いが入り、ドル指数は小幅に上昇した。一方、直近の弱い雇用や小売売上高を受けて9月の利上げ観測は後退しており、米ドルの上値も限られた。ドル円は159.30~159.79円の範囲で推移し、159.56円付近で前日を終えた。前日レンジは約49銭となった。本日は159円台前半で推移しており、上値では159.80~160.00円付近、下値では159.20~159.30円付近が意識されそうだ。
欧州通貨は、英国の労働市場に減速の兆しがみられ、ポンドが対米ドルで小幅に下落した。英国の失業率は4.9%と市場予想4.8%を上回り、民間部門の賃金上昇率も前年比2.8%と2020年以来の低い伸びとなった。求人件数も70.7万件まで減少し、英中銀(BOE)の追加利上げを急ぐ必要性は低いとの見方が意識された。ポンドドルは1.3518~1.3563ドルの範囲で推移し、1.3537ドル付近で前日を終えた。前日レンジは約45pipsとなった。本日は1.3550ドル付近まで戻しており、上値では1.3560ドル付近、下値では1.3520~1.3530ドル付近が意識されそうだ。
本日の指標は、16:10にラガルドECB総裁が世界経済見通しをテーマとした討論に参加する。18:00にはユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)改定値が発表され、前年比2.9%、コア指数は前年比2.5%が見込まれている。27:00には7月28~29日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。同会合では政策金利を3.50~3.75%に据え置く一方、3人が0.25ポイントの利上げを主張した。足元では米利上げ観測が後退しているため、議事要旨からインフレや今後の政策金利に対する委員の見方を確認し、ドル円の方向感が変化するか注目したい。
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