米雇用統計後のドル円は158円台を維持できるか
2026.08.10
- 日本6月国際収支・経常収支
- 日本7月景気ウォッチャー調査
前営業日の米国通貨は、米7月非農業部門雇用者数が前月比2.3万人減となり、市場予想8.0万人増を大きく下回った。6月分も5.7万人増から2.0万人増へ下方修正された一方、失業率は4.1%と前月の4.2%から低下した。弱い雇用者数を受けて9月の利上げ観測が後退し、米ドルは対円で下落した。ドル円は157.02~158.58円の範囲で推移し、157.81円付近で週を終えた。前営業日レンジは約1円56銭となった。本日は158.40円付近まで戻しており、上値では158.50~158.60円付近、下値では157.80~158.00円付近が意識されそうだ。
欧州通貨は、ドイツ6月鉱工業生産が前月比0.2%増となり、3か月連続で増加した。輸出も前月比0.9%増と5か月連続で伸び、ドイツ経済の底堅さが意識された。その後は弱い米雇用統計を受けた米ドル売りも加わり、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロドルは1.1517~1.1581ドルの範囲で推移し、1.1559ドル付近で週を終えた。前営業日レンジは約64pipsとなった。本日は1.1550ドル付近で推移しており、1.1580ドル付近が上値抵抗、1.1520~1.1530ドル付近が下値支持として意識されそうだ。
本日の指標は、08:50に日本の6月国際収支が発表され、経常収支(季調前)は923億円の赤字となった。17か月ぶりの赤字で、市場予想の1兆5,120億円の黒字を大きく下回った。14:00の日本7月景気ウォッチャー調査では、現状判断DIが45.7、先行き判断DIが45.8となった。本日は欧米の主要経済指標が少ないため、前週末の米雇用統計を受けた金融政策観測と、158円台へ戻したドル円の値動きを見極めたい。
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