米政府機関閉鎖に伴う市場リスクに要警戒か
2025.10.02
- 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言
- 欧・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月ISM製造業景気指数が、前月の48.7から市場予想の49.0を上振れ49.1となったにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は148.210から146.588まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σ付近まで低下。日足では4日続落。200SMAへのリテストを下抜けている状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・9月消費者物価指数(HICP)の速報値が、前年比で前月の2.0%から2.2%へ上昇したことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.1715から1.1778の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きに終始した。4時間足では、200SMAに下値をサポートされつつ方向感を模索しており、日足では20MA直下にて上抜けを試みている最中だ。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・貿易収支、豪・RBA半期金融安定報告、14:00に日・消費者態度指数、15:30にスイス・消費者物価指数、15:35に日・内田日銀副総裁の発言、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言がある予定だ。なお米・新規失業保険申請件数と米・耐久財受注は米政府機関の一部が閉鎖されたことにより発表延期となっている。対円で下落した米ドルがさらなる軟化を示すのか、米政府閉鎖に伴う市場リスクに警戒したい。
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