米国時間で強含んだ米ドルが要人発言により変化するのか注意か
2025.05.15
- 米・パウエルFRB議長の発言
- 日・対外/対内証券投資
前日の米国通貨は、米ドルが米国時間で日本円に次いで強含んだ。ユーロ米ドルは1.1264から1.1164まで下落。時間足200SMAタッチにて反落が入った。4時間足では75MAが上値抵抗帯として君臨しており、200SMA直下にて方向感を模索している。日足ではすでにサポートされていた20MAを下抜けている。このまま米ドルが対ユーロで強含むのか注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・4月消費者物価指数(HICP)が、前年比で前月の2.2%と変わらなかったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は今月高値更新後、165.162から163.738まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまでローソク足が低下しており、日足ではRSIが53まで落ち込んでいる。
本日は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・実質GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、18:00に欧・実質GDP、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、21:40に米・パウエルFRB議長の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。米国時間で強含んだ米ドルが要人発言により変化するのか、方向性に注意したい。
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