拮抗したユーロ米ドルの米国時間での値動きを注視か

2025.04.01
本日のポイント
- スイス・小売売上高
- 米・ISM製造業景況指数
前日の米国通貨は、米ドルが対ユーロで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0784から1.0847の間で推移。時間足にて長短MAが密集しており方向感に欠ける展開となった。4時間足では20MAを直下にて値動きが限定されており、日足では10MA直下で上値が限定され重くなっている様相だ。
欧州通貨は、昨日発表された独・3月調和消費者物価指数(HICP)の速報値が、前年比で前月の2.6%から2.3%に約0.3ポイント低下したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は161.051から162.481まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド-3σからの反発が入っており、日足では200SMAの上値抵抗帯を上抜けるかのトライをしている最中だ。
本日の指標は、8:30に日・失業率、日・第1四半期日銀短観、9:30に豪・小売売上高、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:30に豪・ブロックRBA総裁の発言、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、15:30にスイス・小売売上高、17:15に英・グリーンMPC委員の発言、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人がある予定だ。拮抗したユーロ米ドルの米国時間での値動きを注視したい。