下落したポンドが月末要因で方向性を変えるのか注視か

2025.03.31
- 日・住宅着工件数
- 独・消費者物価指数
先週末の米国通貨は、28日に発表された米・2月PCEデフレータが、前年比で前月の2.6%から2.8%に上振れたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0765から1.0844まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインまで急騰した。4時間足ではRSIが40から60まで上昇。ボリンジャーバンド+3σに到達した。日足では200SMAがサポートラインに転換している。
欧州通貨は、28日に発表された英・2月小売売上高が、前年比で前月の1.0%から2.2%に上向いたにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は195.720から193.752まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σから-2σまで低下しており、日足ではサポートされていた10MAラインを下回っている。
本日の指標は、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・百貨店スーパー販売額、9:00にNZ・ANZ企業信頼感、14:00に日・住宅着工件数、15:00に独・輸入物価指数、独・小売売上高、南ア・マネーサプライ、21:00に独・消費者物価指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数がある予定だ。下落したポンドが月末要因で方向性を変えるのか、注視したい。
過去の相場レポート
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か
2025.10.03
対円で下落したポンドが続落するのか欧州時間での値動きに注意か
2025.10.02
米政府機関閉鎖に伴う市場リスクに要警戒か
2025.10.01
対円で下落したユーロの軟化が継続するのか注視か
2025.09.30
上昇トレンド下で反落したユーロ円の回復余地に注目か
2025.09.29
米ドルに対し反発が見られたポンドの回復余地に注目か