鉱工業生産改善で上昇したポンド円の上伸性に注目か

2025.03.17
- 加・国際証券取扱高
- 米・企業在庫
先週末の米国通貨は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.710から149.017まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σまで値が戻った。4時間足では下値を徐々に切り上げており、日足ではRSIが30からの反発傾向となっている。このまま米ドルが上値を更新していくのか、米国時間での値動きに注目したい。
欧州通貨は、14日に発表された英・1月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス1.9%からマイナス1.5%に改善したことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は191.167から192.748まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では20MAに沿っての上昇が継続しており、日足では上値抵抗帯となっていた200EMAを上抜けるかの最中となっている。
本日の指標は、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。鉱工業生産改善で上昇したポンド円の上伸性に注目したい。
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