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米雇用統計好調も対円で下落した米ドルの下値余地に要警戒か

相場レポート

米雇用統計好調も対円で下落した米ドルの下値余地に要警戒か

米雇用統計好調も対円で下落した米ドルの下値余地に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・財政収支
  2. トルコ・経常収支

先週末の米国通貨は、10日に発表された米・12月雇用統計にて、失業率が前月の4.2%から4.1%に低下し、非農業部門雇用者数が市場予想の16.4万人から25.6万人に上振れたことで、米ドルが指標発表直後に上昇した。米ドル円は157.622から158.871まで上昇。その後勢力が続かず157.231まで反落した。日足では2日続落となったため、本日の米国時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、ポンドが米国時間で最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.2320から1.2192まで下落。時間足20MAに上値をレジストされての続落となった。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまでローソク足が到達しており、日足でも同様の値動きとなっている。このままポンドが対米ドルにて弱含んで行くのか、欧州時間での値動きを注視したい。

本日の指標は、6:45にNZ・住宅建設許可、11:00に中・貿易収支、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にトルコ・経常収支、17:00にチェコ・小売売上高、18:00にチェコ・経常収支、19:30に印・消費者物価指数、20:00に加・景気先行指数、22:00にフィリピン・経常収支、24:00に米・雇用傾向指数、25:30に米・6ヶ月債入札、28:00に米・財政収支がある予定だ。米雇用統計好調も対円で下落した米ドルの下値余地に十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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