昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か
2024.11.25
- シンガポール・消費者物価指数
- 独・IFO景況感指数
先週末の米国通貨は、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0496から1.0334まで下落。3週連続陰線となった。すでに今年安値を更新し続けており、昨年安値も更新したことで顕著なサポートラインを失っており、次の特徴的なサポートラインはパリティ付近となる。まずは週明けに米ドルが失速するのか注視したい。
欧州通貨は、22日に発表された英・10月小売売上高が、前年比で前月の3.9%から2.4%に低下したことで、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2593から1.2487まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で下落した。4時間足でも同様に20MAタッチにて反落しており、日足では10MAでの下落トレンドが継続している状況だ。
本日は、14:00にシンガポール・消費者物価指数、日・景気動向指数、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に台湾・鉱工業生産、18:00に独・IFO景況感指数、19:30に英・ディングラMPC委員の発言、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・2年債入札がある予定だ。昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目したい。
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