米PPI後に上昇した米ドル円の上値余地を静観か
2024.10.14
- スイス・生産者輸入価格
- 日本市場・米国市場が祝日により休場
先週末の米国通貨は、11日金曜日に発表された米・生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の1.7%から1.8%に0.1ポイント上振れたことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は148.403から149.278まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では20MAが下値サポートとして機能しており、日足では200EMA直下まで値が伸びている。
欧州通貨は、11日に発表された英・8月鉱工業生産が前年比で前月のマイナス1.2%からマイナス1.6%に悪化したにも関わらず、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は193.816から195.224まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿って上向いた。4時間足では20MAより上位に位置しており、日足では7営業日連続同一水準に位置している。
本日は、9:00にシンガポール・実質GDP、13:30にスウェーデン・予想価格動向、15:30に印・卸売物価指数、スイス・生産者輸入価格、17:00にチェコ・経常収支、21:00に印・消費者物価指数、フィリピン・経常収支、メキシコ・消費者信頼感指数、22:00に露・貿易収支、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、28:00に米・ウォラーFRB理事の発言、30:00に韓・輸出入物価上昇率がある予定だ。米PPI後に上昇した米ドル円の上値余地を慎重に見守りたい。
過去の相場レポート
2024.11.01
約3.5円下落したポンド円の反発力を注視か
2024.10.31
独・失業率悪化となったユーロの値動きを注視か
2024.10.30
2円近く上昇したポンド円の上値余地を静観か
2024.10.29
窓開けを埋めた米ドル円の値動きを静観か
2024.10.28
小幅上昇したユーロが欧州時間でも伸びていくのか方向性を注視か
2024.10.25
独PMI改善にて下値が限定されたユーロの方向性を静観か
2024.10.24
最強通貨となった米ドルの上伸性を静観か
2024.10.23
BOCにて政策金利が0.5%引き下げられるのか加ドルの値動きに警戒か
2024.10.22
米国時間で最強通貨となった米ドルが勢力を維持するのか注視か
2024.10.21
弱含んだ米ドルが反発するのか週始めの値動きに注目か