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要人発言にて米ドルの下値が変化するのか警戒か

相場レポート

要人発言にて米ドルの下値が変化するのか警戒か

要人発言にて米ドルの下値が変化するのか警戒か
本日のポイント
  1. 英・RICS住宅価格指数
  2. 米・イエレン財務長官の発言

前日の米国通貨は、米FOMCにて「今年中の利下げ回数が1回程度になる」との下方修正見通しとなったにも関わらず、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0733から1.0851まで約120pips上昇。時間足20MA下位から上位へと回復した。4時間足では200SMAを上抜けている一方、日足では20MAより下位を脱却できていない状況だ。

欧州通貨は、昨日発表された独・4月経常収支が、前月の276億ユーロから259億ユーロに減少したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は168.551から169.584まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では200EMAに下値をサポートされており、日足では直近安値を更新することなく上昇が継続しているため、米国時間で更なるユーロの上昇が見られるのか注目したい。

本日は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・景気判断BSI、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、12:30にタイ・消費者信頼感指数、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・鉱工業生産、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、25:00に米・イエレン財務長官の発言、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。要人発言にて米ドルの下値が変化するのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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