要人発言にて米ドルの下値が変化するのか警戒か
2024.06.13
- 英・RICS住宅価格指数
- 米・イエレン財務長官の発言
前日の米国通貨は、米FOMCにて「今年中の利下げ回数が1回程度になる」との下方修正見通しとなったにも関わらず、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0733から1.0851まで約120pips上昇。時間足20MA下位から上位へと回復した。4時間足では200SMAを上抜けている一方、日足では20MAより下位を脱却できていない状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された独・4月経常収支が、前月の276億ユーロから259億ユーロに減少したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は168.551から169.584まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では200EMAに下値をサポートされており、日足では直近安値を更新することなく上昇が継続しているため、米国時間で更なるユーロの上昇が見られるのか注目したい。
本日は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・景気判断BSI、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、12:30にタイ・消費者信頼感指数、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・鉱工業生産、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、25:00に米・イエレン財務長官の発言、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。要人発言にて米ドルの下値が変化するのか、慎重に見極めたい。
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