底堅い加ドルの上値余地に要注目か

2024.05.08
- フィリピン・貿易収支
- 米・週間石油在庫
前日の米国通貨は、昨日発表された加・4月Ivey購買担当者景気指数が前月の57.5から63.0に上昇したことで、加ドルが対円で往って来いとなった。加ドル円は112.502から113.072の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では200SMAが下値サポートとなり、日足では75MAからの反発が入っているため、欧州時間での加ドルの上伸性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・3月小売売上高が前年比で前月のマイナス0.7%からプラス0.7%に改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は165.521から166.568まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では10MAに沿って値を上げており、日足では200SMAから20MAまでパーフェクトオーダーとなっている。
本日は、10:00にフィリピン・貿易収支、15:00に独・鉱工業生産、16:30にスウェーデン・政策金利と声明発表、17:00に台湾・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・小売売上高、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・ジェファーソンFRB副議長の発言、24:45に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、26:30に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。底堅い加ドルの上値余地をじっくりと静観したい。
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