loading
search

下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意か

相場レポート

下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意か

下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意か
本日のポイント
  1. 独・消費者物価指数
  2. 日・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月景気先行指数が、前月の0.1%からマイナス0.3%に悪化したことで、米ドルの上値が重くなった。米ドル円は153.963から154.667まで上昇後に急落。153.589まで値を下げた。時間足200EMA直下で下げ止まる形となった米ドル円は、4時間足では20MA付近での攻防戦となっている。日足では依然10MAより上位に位置しており、特にダイバージェンスも見られないため、継続した上昇に注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・2月経常収支(季節調整済)が前月の394億ユーロから295億ユーロとなったことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0689から1.0641まで下落。時間足20MAを下抜けた。4時間足ではRSIが上昇局面となっているものの上値を切り上げておらず、日足ではRSIが34となっている。ユーロの継続した下落が見られるのか、米国時間での値動きに注意したい。

本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、13:00にマレーシア・貿易収支、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、23:15に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、英・ブリーデンBOE副総裁の発言、23:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:30に英・マンMPC委員の発言、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2025.04.21New

    欧米の連休明けとなる中で通貨強弱が変化するのか方向性を静観か

  2. 2025.04.18New

    軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か

  3. 2025.04.17New

    ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か

  4. 2025.04.16New

    上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か

  5. 2025.04.15New

    上昇したポンドの上伸性を注視か

  6. 2025.04.14

    年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目

  7. 2025.04.11

    再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か

  8. 2025.04.10

    米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か

  9. 2025.04.09

    連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か

  10. 2025.04.08

    最弱となったポンドの反発余力に注目か