下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意か

2024.04.19
- 独・消費者物価指数
- 日・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月景気先行指数が、前月の0.1%からマイナス0.3%に悪化したことで、米ドルの上値が重くなった。米ドル円は153.963から154.667まで上昇後に急落。153.589まで値を下げた。時間足200EMA直下で下げ止まる形となった米ドル円は、4時間足では20MA付近での攻防戦となっている。日足では依然10MAより上位に位置しており、特にダイバージェンスも見られないため、継続した上昇に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・2月経常収支(季節調整済)が前月の394億ユーロから295億ユーロとなったことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0689から1.0641まで下落。時間足20MAを下抜けた。4時間足ではRSIが上昇局面となっているものの上値を切り上げておらず、日足ではRSIが34となっている。ユーロの継続した下落が見られるのか、米国時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、13:00にマレーシア・貿易収支、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、23:15に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、英・ブリーデンBOE副総裁の発言、23:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:30に英・マンMPC委員の発言、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。下落したユーロ米ドルが下伸するのか方向性に注意したい。
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