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FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視か

相場レポート

FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視か

FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
  2. 欧・消費者物価指数

前日の米国通貨は、米・FOMC議事要旨が公表され、タカ派高官が多かったことから、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0663から1.0599まで下落。今月安値を更新した。ユーロ米ドルはテクニカル的には、日足RSIが下降基調となりフィボナッチ・リトレースメントの23.6%を超えての下落となっているため、このまま38.2%ラインの1.0469まで下落するのか、注視したい。

欧州通貨は、前日にPMI発表にて2円以上上昇していたポンドが、1.3円ほど反落した。ポンド円は163.752から162.203まで下落。時間足75MAにサポートされる形で下げ止まった。4時間足では、20MA直下に位置しているが、日足上昇トレンドラインの上限にすでにタッチしており、反落の値動きが見られる可能性があるため、欧州時間での下落に注意したい。

本日の指標は、18:30に英・マンMPC委員の発言、19:00に欧・消費者物価指数、19:45に英・カンリフBOE副総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・コアPCEデフレーター、米・シカゴ連銀全米活動指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:50に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に米・週間原油在庫、27:00に米・7年債入札、28:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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