FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視か
2023.02.23
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米・FOMC議事要旨が公表され、タカ派高官が多かったことから、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0663から1.0599まで下落。今月安値を更新した。ユーロ米ドルはテクニカル的には、日足RSIが下降基調となりフィボナッチ・リトレースメントの23.6%を超えての下落となっているため、このまま38.2%ラインの1.0469まで下落するのか、注視したい。
欧州通貨は、前日にPMI発表にて2円以上上昇していたポンドが、1.3円ほど反落した。ポンド円は163.752から162.203まで下落。時間足75MAにサポートされる形で下げ止まった。4時間足では、20MA直下に位置しているが、日足上昇トレンドラインの上限にすでにタッチしており、反落の値動きが見られる可能性があるため、欧州時間での下落に注意したい。
本日の指標は、18:30に英・マンMPC委員の発言、19:00に欧・消費者物価指数、19:45に英・カンリフBOE副総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・コアPCEデフレーター、米・シカゴ連銀全米活動指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:50に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に米・週間原油在庫、27:00に米・7年債入札、28:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。FOMC議事録でタカ派高官が多く見られた米ドルの値動きを注視したい。
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