PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目か

2023.02.22
- 米・5年債入札
- 独・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月総合PMIが市場予想の47.4を大幅に上回り50.2となり、ベンチマークの50をも上回ったことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0696から1.0637まで下落。4時間足下降トレンドラインの上限からの下落となった。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足20MAに上値を抑えられる形で下降しているため、米国時間でのさらなる下落に警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表されたPMI値が改善されたことから、ポンドが対豪ドルで上昇した。ポンド豪ドルは1.7397から1.7740まで約340pips上昇。本日のアジア時間でも上方向を試す値動きとなっている。ポンド豪ドルは時間足10MAに沿っての上昇力の強いトレンドが発生しているため、RSIのダイバージェンスに注意しつつ、価格を見守りたい。
本日は、欧州時間の16:00に独・消費者物価指数、トルコ・景気動向指数と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の27:00に米・5年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表、翌7:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目したい。
過去の相場レポート
2025.05.14
対照的な値動きとなった米ドル円とユーロ円の方向性を注視か
2025.05.13
続落したユーロポンドの反発余地を静観か
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か
2025.05.01
対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か