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PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目か

相場レポート

PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目か

PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目か
本日のポイント
  1. 米・5年債入札
  2. 独・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月総合PMIが市場予想の47.4を大幅に上回り50.2となり、ベンチマークの50をも上回ったことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0696から1.0637まで下落。4時間足下降トレンドラインの上限からの下落となった。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足20MAに上値を抑えられる形で下降しているため、米国時間でのさらなる下落に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表されたPMI値が改善されたことから、ポンドが対豪ドルで上昇した。ポンド豪ドルは1.7397から1.7740まで約340pips上昇。本日のアジア時間でも上方向を試す値動きとなっている。ポンド豪ドルは時間足10MAに沿っての上昇力の強いトレンドが発生しているため、RSIのダイバージェンスに注意しつつ、価格を見守りたい。

本日は、欧州時間の16:00に独・消費者物価指数、トルコ・景気動向指数と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の27:00に米・5年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表、翌7:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。PMIが高水準となったポンドの上伸力に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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