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対円で弱含んでいるユーロの方向性を静観か

相場レポート

対円で弱含んでいるユーロの方向性を静観か

対円で弱含んでいるユーロの方向性を静観か
本日のポイント
  1. 米・カンザスシティ連銀製造業活動指数
  2. 米・コアPCEデフレーター

前日の米国通貨は、対欧州で拮抗状態となった。ユーロ米ドルは1.0590から1.0645の間でボックス相場となり、時間足20MAをまたいでの方向感に欠ける展開が継続した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足75MAが下値サポートとなり、下値を徐々に切り上げている。上位足の日足では10MAがサポートとして機能した上昇トレンドが継続しているため、欧州時間で上向きの流れが出てくるのか注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・1月GFK消費者信頼感指数の結果がマイナス37.8となり、3ヶ月連続での上昇となったが、ユーロの対円での上値が重い展開が継続した。ユーロ円は139.639-140.774の間で約110pipsのレンジとなったが、フィボナッチ・リトレースメントの23.6%を超えることができず、本日のアジア時間でも停滞している。ただ、時間足で下値を若干切り上げているため、欧州時間で反発力が増してくるのか注目したいところだ。

本日は、欧州時間の16:00に英・第3四半期GDP、英・第3四半期経常収支、20:00にトルコ・政策金利と声明発表、米国時間の22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、24:00に米・景気先行指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数がある予定だ。対円で弱含んでいるユーロの方向性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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