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上昇していたポンドが調整下落に入るのか注視か

相場レポート

上昇していたポンドが調整下落に入るのか注視か

上昇していたポンドが調整下落に入るのか注視か
本日のポイント
  1. 独・生産者物価指数
  2. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言

先週末の米国通貨は、加ドルが欧州時間から米国時間にかけて最弱通貨となった。加ドル円は105.416から104.339まで約100pips下落。4時間足ベースで上値を徐々に切り下げるディセンディング・トライアングルが形成されている。米国時間にかけて上値を切り下げる形状が継続した場合、現在サポートされている104.353ラインを下抜ける可能性があるため、下値余地に警戒したい。

欧州通貨は、対米ドルで強含んでいたポンドが上昇トレンドライン上限でのもみ合い推移となった。ポンド米ドルは1.1854-1.1948の間で方向感を探る値動きとなり、時間足20MAをまたいでの推移が終日継続した。本日のアジア時間では、時間足20MAを下抜け1.1845まで下落している。ポンド米ドルは4時間足でも同様に20MAを下抜けつつあるため、4時間足直近安値の1.1764まで下落するのか注視したい。

本日は、欧州時間の16:00に独・生産者物価指数、スウェーデン・設備稼働率、17:00にトルコ・外国人到着数、17:30に香港・消費者物価指数、18:05に英・カンリフBOE副総裁の発言と、米国時間の22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:30にトルコ・中央政府債務、25:30に米・2年債入札、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・5年債入札がある予定だ。上昇していたポンドが調整下落に入るのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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