セントルイス連銀総裁のタカ派発言で米ドルが上向くのか警戒か

2022.11.18
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
- 米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、米・セントルイス連銀のブラード総裁によるタカ派発言により終盤にかけて強含んだ。ポンド米ドルは1.1951から1.1762まで時間足75MAを割り込んで下落。直近安値を更新した。4時間足ではRSIが70超過からの下落へと転じており、日足ベースでは20MAからの乖離率が高まっている。週最終日の米国時間での値動きに警戒したい。
欧州通貨は、引けにかけスイスフランが最弱通貨となり、フラン円が対円で下落した。フラン円は147.717から146.990まで下落。時間足20MAに沿っての緩やかな下落となった。しかしながら日足ベースでは、20MAを中心としての方向感に欠けるボックス相場となっているため、来週にかけて値動きが明確になるまでは、静観したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に英・小売売上高、17:30に欧・ラガルドECB総裁の発言と、米国時間の22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:15に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・住宅価格指数、加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、22:40に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、26:15に英・ハスケルMPC委員の発言がある予定だ。セントルイス連銀総裁のタカ派発言で米ドルが上向くのか、慎重に方向性を観察したい。
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