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ポーランド着弾で下落したユーロの下値余地に警戒か

相場レポート

ポーランド着弾で下落したユーロの下値余地に警戒か

ポーランド着弾で下落したユーロの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 米・MBA住宅ローン申請指数
  2. 米・バーFRB副議長の発言

前日の米国通貨は、米・生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の8.5%から下落し8.0%と大幅下落したことで米ドルの上値が重くなった。米ドル円は一時137.672まで下落。今年8月29日以来の低水準をタッチした。米ドル円の下落が目立っているが、週足ベースでは20MAがレジスタンスとして機能しており、上値を抑えられている。週足でのRSIダイバージェンスが解消されない限り、下値追いを警戒したい。

欧州通貨は、上値の重い米ドルに対しユーロがさらに弱含んだ。昨日、ポーランドにミサイルが着弾し2人が死亡したことから、ユーロが急落。ユーロ米ドルは1.0481から1.0282まで約200pips下落した。しかしながら本日、ユーロ米ドルは4時間足20MAに下値をサポートされる形で反発が入ったため、欧州時間にかけて回復が見られるのか注視したい。

本日は、16:00に英・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・鉱工業生産、23:50に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、24:00に米・企業在庫、米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間原油在庫、26:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・20年債入札、28:35に米・ウォラーFRB副理事の発言がある予定だ。ポーランド着弾で下落したユーロの下値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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