米CPI発表から急速に下落している米ドルの反発力に注目か

2022.11.14
- 米・ブレイナードFRB副理事の発言
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
先週末の米国通貨は、欧州時間から米国時間にかけて米ドルが終始最弱通貨となり、ユーロ米ドルは1.0168から1.0361まで上昇した。ユーロ米ドルは日足ベースでの直近高値を大幅に上回り、日足200SMAラインまでの反発となった。今年8月11日以来の高水準に値を戻したが、引き続いて米ドルの上値の重さが際立つのか、慎重に注視したいところだ。
欧州通貨は、ユーロと同様にポンドも対米ドルで上昇となり、ポンド米ドルは1.1651から1.1854までの続伸となった。ポンド米ドルはユーロ米ドルほどの大きな上昇は見られなかったものの、日足RSIもダイバージェンスが起こることなく70に向けて上昇しているリバーサル状態のため、調整下落を挟みつつの続伸が今週見られるのか、注目したい。
本日は、欧州時間の16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に印・消費者物価指数と、米国時間の22:00にフィリピン・経常収支、25:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、米・ブレイナードFRB副理事の発言、米・6ヶ月ビル入札、27:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、30:00に韓・輸出/輸入物価上昇率がある予定だ。米CPI発表から急速に下落している米ドルの反発力に注目したい。
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