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強含んでいる欧州通貨の上値余地に注目か

相場レポート

強含んでいる欧州通貨の上値余地に注目か

強含んでいる欧州通貨の上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 加・中古住宅販売件数
  2. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、日本円が弱含んだことから対円で加ドルが上昇した。加ドル円は104.544から105.933まで約140pips上昇。4時間足20MA手前までの反発となった。本日のアジア時間でも上昇を試みており、テクニカル的に下値を切り上げているため、直近高値の105.933を4時間足以上の実体足で上抜けた場合は、上昇の流れについて行きたいところだ。

欧州通貨は、昨日発表された欧・9月鉱工業生産の前年比が市場予想の2.9%から大幅上昇し4.9%となったことから、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は143.470から145.238まで約180pips上昇。米国通貨に比べて大きな反発が見られた。ユーロ円は日足75MAに下値をサポートされての反発となっているため、米国時間に向けて反発が継続するのか注視したい。

本日は、16:00に英・失業率、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・第3四半期GDP、欧・貿易収支、22:30に加・卸売売上高、加・製造業出荷、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に加・中古住宅販売件数、米・クックFRB理事の発言、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:00に米・バーFRB理事の発言がある予定だ。強含んでいる欧州通貨の上値余地に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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