要人発言による価格変動に要警戒か
2022.09.27
- 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
- 米・パウエルFRB議長の発言
前日の米国通貨は、対欧州・対円ともに強含み、ユーロ米ドルは0.9709から0.9552まで150pipsの下落となった。ユーロ米ドルは4時間足10MAに沿っての下落トレンドが継続しており、週足ベースではRSIが30を下回っての低水準での推移が数週間単位で見られている。特にダイバージェンスが発生していないため、さらなる下伸に警戒したい。
欧州通貨は、対米ドルでポンドが史上最安値を更新した。下窓スタートとなったポンド米ドルは、1.0846から1.0304まで約550pips下落。その後往って来いとなったが、ポンドの弱さと米ドルの独歩高があからさまとなる値動きが見られた。ただ、日足ベースでは20MAからの乖離が大きくなっており、ボリンジャーバンドのマイナス3σを突き抜けている状況のため、反発による値動きに警戒したい。
本日は、15:00に日・工作機械受注、16:30に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、20:00に英・ピルMPC委員の発言、20:30に米・パウエルFRB議長の発言、21:30に米・耐久財受注、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、22:55に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数、26:00に米・5年債入札がある予定だ。要人発言による価格変動に警戒しつつ、直近の通貨強弱の変化を見極めたい。
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