日本市場が休場の中での週末の通貨強弱を注視か

2022.09.23
- 米・パウエルFRB議長の発言
- ブレイナードFRB副議長の発言
前日の米国通貨は、米・8月景気先行指数が前月のマイナス0.4%からマイナス0.3%となった米ドルが対ユーロで往って来いとなり、ユーロ米ドルは0.9808-0.9907の間で推移した。本日のアジア時間ではユーロ米ドルは小幅に下落しており、下方向を試す値動きとなっている。ドルインデックスも111.3と高水準を維持しているため、週末にかけての下伸に警戒したい。
欧州通貨は、昨日政策金利発表が行われ、政策金利が2.25%に引き上げられたポンドが、対米ドルで落ち込んだ。ポンド米ドルは1.1209から1.1364まで反発したものの、政策金利発表によりほぼ全戻しとなり、アジア時間の現在は1.1235付近で下値を試す値動きとなっている。ポンド米ドルは安値更新の最中のため、過度な逆張りには慎重になりたいところだ。
本日は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に英・CBI流通取引調査、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、24:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、27:00に米・パウエルFRB議長/ブレイナードFRB副議長/ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。日本市場が休場の中での週末の通貨強弱を慎重に注視したい。
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