ポンド円の反発上昇に注目か

2021.12.08
- 米・10年債入札
- 米・MBA住宅ローン申請指数
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場が継続となった。新型コロナウイルスの変異種であるオミクロン株の感染拡大懸念が後退し、市場全体に買い注文が入った形となった。原油WTIは、1バレル71.8ドルまで回復している。
為替市場は、下落していたポンド円が下げ止まりつつあり、ポンド円は150.45付近での攻防戦となっている。テクニカル面では、ポンド円は時間足200SMAに上値を抑えられたあと3分の1ほど下落し、本日のアジア時間で再び上昇を試みる値動きとなっているため、ポンド円に買いが入るのか、慎重に見極めたい。
本日は、17:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・JOLT労働調査、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高、7:00に豪・ロウRBA総裁の発言が予定されている。世界的に株価上昇となっている地合いで、通貨市場もリスクオンムードとなるのかしっかりと静観したい。
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